平成29年度


2. 研修・交流事業


研修参加の流れ

  • STEP1
    第1回日系農業者団体連携強化会議にて、研修について説明し、研修生の募集を開始。
  • STEP2
    参加したい研修を決め、応募用紙を記入し、所属組織の代表へ送る。
  • STEP3
    各所属組織の代表は、研修生候補者を推薦し、応募期限(2017年8月15日)までに、推薦研修生の応募用紙をCKC担当者へ送付する。
  • STEP4
    2017年8月15日以降、随時、応募者とCKC事務局がインターネットにて面接を行う。
  • STEP5
    第2回PMCにて、研修生を最終決定する。

2.① 日系農業関係者技術向上研修

内容 日系農業者団体のリーダーとして先導的役割を担う者、担う予定の者を対象に研修を行う。
備考 ブラジル国内で実施、南米4カ国から参加者20名以上を予定。
研修応募締め切り:2017年8月15日
所属組織代表はCKC担当者へ応募用紙をメールで、締め切りまでに送ってください。
実施 コース1:有機農業/食品加工
  • 日程:2017年9月15日(金)~9月17日(日)
  • 参加者:142名
  • 場所:ブラジル国サンパウロ州サンロッケ市
  • 内容:
    農業者からの関心の高い「有機農業と食品加工」を中心に、様々なテーマの講演を聴講し、新たな技術や情報を収集し、参加者と意見交換を行った。2日目には圃場視察、3日目には農産物や加工食品の展示会を視察した。
 
コース2:果樹栽培技術
  • 専門家:浦田昌寛
  • 日程:2017年10月6日(金)~10月8日(日)、10月13日(金)~16日(月)、11月5日(日)~12日(日)
  • 参加者:83名
  • 場所:パラグアイ国ラ・コルメナ移住地、ボリビア国サンフアン移住地、ブラジル国バイーア州、サンタカタリーナ州市
  • 内容:
    本研修では、現在浦田専門家がJICAシニアボランティアとして派遣されているサンパウロ州柿生産者協会(APPC)の果樹生産の状況や日本の果樹の新品種や生産技術を講義形式で説明して頂いた後、各地域での今後の果樹栽培について考えることを目的とした。併せて、圃場にて剪定等の果樹栽培技術や施肥改善技術として有機資材も紹介して頂き、手間をかけた果樹栽培技術を学んだ。

コース3:有機栽培用の土壌作り指導
  • 専門家:一柳澄男
  • 日程:2017年11月5日(金)~11月16日(日)
  • 参加者:136名
  • 場所:ブラジル国サンパウロ州内の7市
  • 内容:
    本研修では、有機栽培農法よりも、土作りに重点を置いて、良い堆肥作りをテーマとして指導して頂いた。一部の地域では独自に堆肥を作り、有機栽培を始めているため、より詳しく有機栽培の流れや考え方について説明して頂いた。併せて圃場視察も行い、各生産物に合わせた土作りを学んだ。
 

2.② 農業・食料の付加価値向上研修

内容 日本の農業・食品産業が現地へ進出・展開する際のパートナーとしての役割を担うことが見込まれる者を対象に研修を行う。日本国内における生産から販売までの付加価値向上の取組について学び、母国における農業ビジネス創出のための商材発掘へ繋げられるような研修内容。
備考 日本で実施、南米4カ国から参加者7名、3週間実施。
研修応募締め切り:2017年8月15日
※所属組織代表の推薦を得てから応募して下さい。
所属組織代表はCKC担当者へ応募用紙をメールで、締め切りまでに送ってください。
実施
  • 参加者:7名(ブラジル、パラグアイ及びボリビアの日系農業者団体)
  • 日程:2017年9月24日(日)~10月16日(月)
  • 場所:日本
  • 内容:本研修は、日本国内における生産から販売までの付加価値向上の取組について学び、研修生が母国へ戻り農業ビジネス創出のための商材発掘へ繋げることを目的として実施した。3週間の期間で、大学や農業関連企業を訪問し、座学と実習を通じて日本の付加価値向上の取組を学んだ。
 

2.③ 日系農業関係者団体の中核リーダー育成交流研修

内容 大学の研究機関、農家、農業ビジネス関連企業などを訪問し、グローバルな視野を持ったリーダーを育成する交流研修。大学や研究機関、農協、農家、流通関係などを訪問し、座学と実習による研修、視察及び日本の農業関係者との交流を行う。
備考 日本で実施、南米4カ国から参加者7名、計4週間実施。
研修応募締め切り:2017年8月15日
※所属組織代表の推薦を得てから応募して下さい。
所属組織代表はCKC担当者へ応募用紙をメールで、締め切りまでに送ってください。
実施
  • 参加者:8名(ブラジル、パラグアイ及びボリビアの日系農業者団体)
  • 日程:2017年10月1日(日)~10月28日(土)
  • 場所:日本
  • 内容:
    本研修は、事業対象国の日系農業者団体のリーダーとして先導的役割を担うことが見込まれる者及び日系農業関係女性部を対象に実施した。研修では、日本農業の現状、農協と生産者の関わり、6次産業化の取組、日本の農村女性による取組を学ぶ内容とした。そこで、約4週間の間、大学、農業協同組合、農家、流通関係、農業ビジネス関連企業等を訪問し、座学と実習、更に日本の農業関係者との交流を深める研修を行った。